一団折における交流がタブー視される背景を、只私たちは最後まで理解することができなかった

我々は見事に墓穴を掘った。我々とM・Tは双方疑心暗鬼になっていた。
(……考え過ぎだよ、お前。わかった。僕が悪かった。こういう会話はこれで終わりにしよう)
 お互いの言い分が図星だったとしても、そうでないにせよ人の内面など当人ですら思い付か小物なのかもしれない。
 M・Nはまだ熱弁を奮っていた。
「先程も言いましたが恋愛なら他でください」
 S・KとM・Tは揃いも揃ってM・Nに突っぱねられてしまった。S・Kの現状とM・Tのインテリジェンスをもってしても、M・Kの道場の粘り強い制度には太刀打ちできないらしき。人前とは何故こんなにも窮屈のだろうか。我々には集団瞬間における十八番勝手な掟というのがとことん理解できなかった。
「それが健全なものであってもダメか?」
 またとない好機です。ここは私も思い切って問を投げ掛けて見る。
 大勢の沈黙に包まれる時、M・Nは少しのあいだ心中を捻って考え込んでいた。
(あそこにいる二人、僕の幼馴染です)http://www.si-la.cz/